月刊超

週末のお楽しみ。切って削って大作戦。

今回はマズルを最終的な寸法まで削り込みます。

そこで用意したのが
「M29がっちりバイス〜」CV：水田わさび

10mmABS板を切り出して小型バイスに固定、
板にはV字溝を水平に掘ってあるので円柱状のパーツをがっちり掴みます。
ふふふ…これを卓上旋盤に固定してフライカッターを当てれば綺麗な切削面が得られるという寸法よ。
バレル分離できないモデルガンのマズル面加工のために考えた苦肉の策といますか、
手で削ると絶対曲がるので。自分のヤスリ技術を自分が一番信用していないので。

さっそくテスト切削。
このためにだいぶ多めに削り代残しておきました。

うっひょー！美しい！削りたてのHWはほんと金属みたいですね。
エジェクターシュラウド部が削り残されているのはフライカッター(30mm径)が届かなかったからです。
ここは最終的に丸められちゃうので大丈夫です。
次にマズル面に差し金を当てて直角かどうかを測ります。
バイスの固定角度を微調整し、何度か削って測ってを繰り返して直角が出たところで最終サイズまで削ります。

ばっちり直角に仕上がりました。

ペーパーで軽く撫でてバリを取った状態。
思い通りに加工が進むと気持ち良いですね。はぁお酒が飲みたい気分。

ただし……冒頭の画像をご覧になった方はお気付きだと思いますが、
バレル上のリブにがっつり傷が入ってしまいました……
バイスにABS板を固定したネジの頭が悪さをした様です。だから皿ネジで埋め込めとあれ程！
いや、今更言っても詮無いことです。仕上げの段階でパテか瞬着で埋めて整形します。
一番信用できないヤスリ作業が結局は必要になるのですなぁ。はぁお酒が飲みたい気分。